皆さん、こんにちは!今年も残すところあと2日になりましたね。
来年はいよいよ、東京でオリンピックが開催させる年です。
ということで、ちょっと思うことを書いてみました。
オリンピックに向けて急ぐべきことは?
これは、私の娘がまだ歩けない年だった頃の話。
用があって、娘をベビーカーに乗せて地元の法務局を訪ねた時のことです。
事務所は2階なのですが、
エレベーターが見当たりません。
1階いる職員さんに聞いてみると、
「エレベーターはありませんので、階段を使ってください」とのこと。
まぁ確かに、古い建物だとエレベーターがないこともありますよね、、、
階段がかなり急で段数が多かったこともあり、
誰かに手伝ってもらおうかとも考えましたが、
職員の人たちはみんな忙しそうで、声をかけ辛かったので、
私はベビーカーを抱えたまま、
よいしょ、よいしょと階段を登りました。
そして2階で手続きをしていて、
必要書類の一部を車に置いてきたことを思い出しました。
娘を置き去りにするわけにもいかないので、
またベビーカーを抱えて階段を往復。
2往復すると息も絶え絶えです。笑
そして無事に手続きを終え、またベビーカーを抱えて降りていきます。
法務局という、普段「赤ちゃん」とは無縁であろう環境で
ベビーカーを抱えて階段を往復する私の姿は
正直かなり目立っていたと思います。
視線もそれなりに感じました。
でも、手を差し伸べてくれる人は誰もいなかったのです。
そこで思いました。
その当時、東京オリンピックに向けて
『新国立競技場の建設を急いでいる』というニュースが毎日流れていたのですが、
オリンピックに向けて日本人に必要なのは、
どんなに綺麗な施設よりも、
バリアフリーの環境よりも、
英語を話せる人よりも、
困っている人を見つけたら、手を差し伸べようとする心なんじゃないかなって。
それがあれば、
エレベーターがなくても上の階まで行けるし(2階が限度かもしれませんが笑)
英語が話せなくても人を笑顔にすることはできるし、
外国から来た人も、
「また日本に来たい」と思ってくれるのではないでしょうか。
別にオリンピックだからというわけではありませんが、
これを機に、考えてみてもいいことかなと思っています。
嘔吐した乗客に手を差し伸べた高校生
そして、先日のクリスマスイヴの日、こんな素敵なニュースを目にしました。
乗客が嘔吐、シャツ脱いで拭いた 通学中の高3に感謝状
『大和青藍高校3年生の毛利佑弥さん。糸田町の自宅から直方市の高校まで平筑鉄道で通っている。12月6日午前8時20分ごろ、車内にざわつきが起き、目をやると中年の女性が床にもどしていた。
吐いた物が床に流れ広がろうとしていたが、拭き取ろうにもタオルなどの持ち合わせはなかった。とっさに制服のカッターシャツを脱ぎ、それで床を拭いた。
女性へは「大丈夫ですか」と声をかけ、居合わせた女子高校生の差し出したポケットティッシュを受け取って、「よかったら口元を拭いて下さい」と手渡しもした。』
というニュース。
読んだ時、感動しました。
私たち「母親」の立場なら、
子供が嘔吐する場面などに出くわすこともあると思いますが(この話についてはまた後ほど、、、)
男子高校生ともなると、目の前で他人が嘔吐するなどという経験は
ほぼないのではないでしょうか。
それでいて、このような咄嗟の行動をとることができたのは、
普段から「困っている人いたら助けたい」という思いが、
彼の中にあったからに違いありません!
と思って、記事の続きを読んでみると、
『困っている人がいたら、助けようと」と毛利さん。小学生時代に自転車で転び、見知らぬ男性からハンカチで傷口を拭いてもらって以来、心に決めているといい「見て見ぬふりをする社会になってほしくない」と話していた。』
とのこと!ほらやっぱり~!
他人から頂いた親切は、
別の親切で別の人に受け継いでいく。
昔、こんな映画があったなぁ、、と。
そうそう、
『ペイ・フォワード』という映画です。
ペイ・フォワード
「もしきみたちが世界を変えたいと思ったら、何をするか?」という中学校での宿題に対して、主人公の少年が出した答えは、
「受けた親切を、別の人につないでいく」
というもの。
pay it backではなく、
pay it forward.
返すのではないのです。別の人につないでいくのです。
そうすれば、優しい気持ちが世界中に広がるというのです。
映画も是非見てみてくださいね!
私が受けた優しさ。
実は先日、私の娘が通っているダンス教室で、
はしゃぎすぎて咳き込んだ娘は、
咳が止まらず、その勢いで嘔吐してしましました。
その時、他のお母様方が 一斉に駆け寄ってきてくださり、
ご自身のティッシュやら袋やらを使って、
あれよあれよという間に私の娘の嘔吐物を処理してくださり、
母親の私の出る幕がないほどで、
感謝の気持ちでいっぱいになりました。
(頼りない母親で申し訳ないです、ホント)
ご迷惑をおかけした申し訳なさで小さくなっている私に、
「うちの子もよく吐くんですよ~!」と、
声をかけてくださる先生やお母様方。
その優しさが心にしみました、、、
皆様の優しさのおかげで、私も娘に八つ当たりすることなく、
「今日は吐いちゃったけど、みんなが助けてくれて嬉しかったね、
また来週もダンス来ようね!」
と優しく接することができました。
その節は本当にありがとうございました。
この優しさを、
私もpay it forwardしていきます!
今年も1年、ありがとうございました。
2019年も、本当にたくさんの人たちに支えられ、
私自身成長させていただき、
楽しく過ごさせていただくことができました。
この1年を通して、Enhanceと、私個人に関わってくださった
すべての方々に心から感謝申し上げます。
来年も、皆様にとって
ますます素敵な1年となりますように!
2020年もどうぞよろしくお願いいたします。